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第3回インショアフィッシングトーナメントin宮津開催レポート

「消費型」から「持続可能」な釣りへ。意識改革の場が、宮津に

近年、釣り人の増加に伴うゴミ問題やマナーの悪化により、全国各地で釣り場の閉鎖が社会課題となっています。特にコロナ禍では初心者の急増と密回避が重なり、多くの釣り場がシャットアウトされ、閉鎖が続く事例が後を絶ちません。
一方、釣り人には「同じ場所へ年間を通じて繰り返し訪れる」というリピーター特性があります。マナー問題をクリアした釣り人は、定住人口の増加が難しい地方自治体にとって、単なる観光客ではなく地域に深く関わり続ける「関係人口」として、地方創生の大きな力になり得ます。
こうした課題意識のもと、行政と釣具業界が手を取り合い、釣りを通じた地方創生の新たなモデルを示すべく始動したのが「インショアフィッシングトーナメント in 宮津」です。2024年に第1回、2025年に第2回を実施し、2026年6月23日・24日、第3回目となる大会が京都府宮津市にて開催されました。

地域と共に実践した「持続可能な釣り」

第3回インショアフィッシングトーナメントin宮津開催レポート

大会当日は、釣具メーカーや問屋など業界の垣根を越えた46名の参加者と16名のスタッフが田井宮津ヨットハーバーを拠点に集結。四人~五人一組の12チームを編成し、宮津の海へ出船しました。
本大会の対象魚種は「キス」そして「タイラバ」という釣法で釣った魚。「船単位でキス5匹、タイラバで釣った魚1匹を持ち込み、ポイント制で競う」というルールが採用されました。釣果の数を競うのではなく、数のキープを制限することで必要以上の持ち帰りを防ぎ、小さな魚の積極的なリリースを自然に促す仕組みです。消費型の釣りからの脱却を、競技の形で体現した大会となりました。
また釣り以外でも、地域との深い交流が生まれました。前夜祭でのサンセットクルージング、現地グランピング施設での宿泊、大会後の昼食では宮津のソウルフード「カレー焼きそば」が振る舞われ、参加者は宮津の食と素晴らしい自然を満喫しました。

釣具業界×宮津市 特別公開座談会を開催

第3回インショアフィッシングトーナメントin宮津開催レポート

表彰式後、「これからの釣り人と地域のあり方、持続可能な未来の釣り場」をテーマに特別座談会を開催。
対談者は城崎雅文氏(宮津市長)、大阪釣具協同組合の橋本理事長(日釣振副会長/中央漁具)、松浦副理事長(松浦テグス)、魚矢理事(魚矢)、土肥理事(土肥富)、八尾理事(フィッシングエイト)。双方が課題や展望を共有し、共通の目標に向け直接意見を交わし意思を一つにしたことで、宮津市と釣具業界の協力体制はより強固なものとなりました。

宮津から全国へ。地方創生の新たなモデルとして

第3回インショアフィッシングトーナメントin宮津開催レポート

釣りは単なるレジャーの枠を超え、地方創生を推進する手段になり得ます。釣り人が幾度も地域へ足を運び、宿泊や食事、ふるさと納税を通じて地域と共存していく。行政もフィッシングショーへの出展を通じて釣り人を歓迎し、双方向の交流を深めていく。宮津市と釣具業界が築き上げたこの関係は、豊かな海と魚という「本物の自然」を守りながら、誰もが安心・安全に楽しめる釣り文化を育む確かな一歩です。今回の連携が新たな日本の釣り文化のスタンダードとなり、全国へ波及していくことを願っています。

【田井宮津ヨットハーバー】

第3回インショアフィッシングトーナメントin宮津開催レポート

マリンライフを手軽にスタートできる会員制レンタルボートクラブです。地元食材にこだわったBBQやグランピングなどアクティビティも充実!

住所 :〒626-0068 京都府宮津市田井277-1
アクセス:宮津天橋立ICから車で約15分
駐車場 :入庫後24H 500円(グランピング/アクティビティ/バーベキューご利用、ボートオーナーレンタルボート会員様は無料)

【公式HP】